さかえ小は、夢を育み、夢を叶え、夢は広がる小学校教育の創造をめざしています。

さかえ小への連絡はTEL.0480-43-1509

〒340-0154 埼玉県幸手市栄2番90号

特色ある教育活動 Distinctive educational activities

さかえ小の『特別の教科道徳』

1 研究主題『互いに認め合い、心に響く授業の創造』

1 研究の歩みと研究主題設定の理由
 昨年度まで取り組んだ体力向上の研究により、技能にあった場の選択能力が高まり、「できそうだ」という安心感がもてるようになったことで、運動好きな児童を育成することができた。運動が好きになり体力がついてきた本校児童の心の充実を図れば、学習意欲が高まり学力向上につながると考え、「特別の教科 道徳」を見据えた道徳の授業をとおした心の育成の研究に取り組むことにした。
これからの学校教育は、児童を取り巻く環境の急変に対応し、人間としての生き方や自らの幸福を考えて生き抜いていける児童を育てていかなければならない。主体的、対話的に学びながら自分の心と向き合い、教師も児童も本音で語り合うことが、より深い学びにつながると考えられる。友だち同士互いに認め合う授業をすることで、希望や夢がもて、よりよく生きようとする児童が育成できるのではないかと考え、研究主題を「互いに認め合い、心に響く授業の創造」、めざす児童像を「自分の心と向き合い、よりよく生きようとする子」と設定した。
2 研究課題を推進するための方策
(1)ねらいや教材に応じた多様な指導過程を工夫することによって、質の高い、しなやかな授業展開をし、心に響く授業を創造する。
(2)児童の心に響く掲示や道徳的環境を整えることによって、自分の心と向き合い、互いに認め合う子を育てる。
(3)家庭との連携を図ることによって、ともに心の教育を充実させていく。
3 研究の取組
(1)平成28年度は、前埼玉県道徳教育研究会会長 廣瀬仁郎先生を常任指導者として招聘、平成29年度は、小学校学習指導要領解説特別の教科道徳編作成協力者 齋藤真弓先生を常任指導者として招聘し、「質の高い、しなやかな授業」をめざした授業改善。
(2)児童と保護者を対象に、道徳に対する意識調査を実施。
(3)全体で学習指導案検討会を実施。プレ授業にも参加。
(4)各学級に道徳コーナーを設置。
(5)道徳ノートを活用
(6)家庭への情報発信
4 研究の成果
@教師の道徳の授業への意識が高まった。全員で創り上げていく喜びを味わいながら、指導案検討会や研究授業参観ができた。
A1単位時間の課題を明らかにすることで、何を考えるべきかがはっきりとし、自信をもって発言できる児童が増えた。
B道徳コーナーの設置により、いつでも道徳のめあてを確認したり、授業を振り返ったりできるようになり、児童の道徳への関心も高まった。
C道徳ノートに書くことで、一人一人が考えるようになり全員参加の道徳の授業ができるようになった。また、家庭に持ち帰ることで、授業での学びを共有することができた。
5 研究の課題
@道徳ノートの内容を評価に活かしていく。
A教科書採択終了後、年間指導計画、別葉の作成に取り組めるよう準備を進めていく。
Bさらに研究の質を高め、児童一人一人の価値観も高め、めざす児童像に近づくようにする。


2 月別研修計画

平成28年度主な研究の取組予定

・研究主題、研究の概要、など研究に関する年間計画の作成・研究組織の検討と決定・研究の重点についての検討

・指導方法についての校内研修  ・学習環境整備計画の作成・児童の実態把握

・6月24日「第1回校内授業研究会」・児童が自発的に活動できる学習環境の整備

・指導方法についての校内研修  ・児童が自発的に活動できる学習環境の整備

・埼葛道徳教育夏季研究会  ・道徳学習室の環境整備・8月25日 校内道徳1日研修・上廣倫理財団主催 第21回道徳教育シンポジウム:全員出席

・9月25日「第2回校内授業研究会」(道徳)

10

・10月 3日 第3回校内授業研究会・10月24日 第4回校内授業研究会

11

・11月 7日 第5回校内授業研究会・11月21日 第6回校内授業研究会

12

 ・指導方法についての校内研修  ・児童が自発的に活動できる学習環境の整備

・埼葛道徳教育冬季研究会  ・1月23日 第7回校内授業研究会

・幸手市教育委員会・東部教育事務所教育支援担当・学力向上推進担当学校訪問(全学級道徳)

・今年度の研究の取組に関する反省

【平成29年度】

時 期

内      容

4月〜 7月


      7月

 夏季休業期間

 
     9月

 9月〜12月

 冬季休業期間

     1月

292月 9日

〇指導者を招聘した月2回の研究授業をとおして、教員一人一人の指導力向上と共に道徳科の趣旨を活かした道徳授業モデルの創造

〇通知表の様式を見直し、道徳科の評価を行い、児童や保護者に伝える

〇各種研修会に参加すると共に学校訪問の指導案作成・検討

〇2カ年にわたる研究をまとめ、研究紀要を作成

〇幸手市教育委員会・東部教育事務所学校訪問

〇教科書採択結果を受け、教科書分析と共に年間指導計画及び別葉の作成

〇研究発表会用指導案作成・検討、校舎内環境整備

〇研究発表会にむけ諸資料の印刷、製本

〇授業研究発表会



さかえ小の防災教育


 平成26年9月2日(月)に越谷市・松伏町で、9月16日(月)には滑川町・熊谷市で竜巻が発生した。また、2月15日(土)には、秩父市で観測史上最高となる98cmの積雪があった。本校でも、昨年9月・10月の台風による大雨の影響で正門前の道路が冠水し、交通規制がかかった。
 このように、昨年度、県内で発生した自然災害を振り返った時、本校の学校防災マニュアルとともに防災教育の見直しが迫られた。そのような中、昨年11月に校長から、修学旅行の目的地を箱根・鎌倉方面から東日本大震災前まで実施していた会津若松方面へ戻す方針が出された。
 他方、本年度も9月16日(火)茨城県南部を震源地とする最大震度5弱の地震が12時28分、ちょうど給食の配膳準備中に地震が発生した。幸手市では震度4を観測したが、配膳中の事故もなく、地震が収まったあとに給食を食べ、午後も平常日課で授業を行った。
 幸手市では、東日本大震災以後、教育委員会と学校の連名で「震度5弱以上の地震が発生した場合、引き渡し方法で下校させる」と保護者に通知している。「震度5弱」という基準は、本市の東日本大震災時の震度として設定されていたため、「震度5弱」というと、東日本大震災の時のような大きな揺れと余震が長く続くと考えていた。しかしながら、本市同様の対応をしてきた近隣市町では震度5弱を観測にもかかわらず、1校のみ引き渡し方法で下校措置を執ったものの、他の学校は平常日課で授業を行ったという。すなわち、ルールはできているものの、いざという時にはルールを判断基準とせず、その場の臨機応変な対応をしてしまうことになることを表している。
 大事がなければその対応も可であるが、例えば、その後に大きな余震が起こり対応が遅れてしまえば、判断ミスとなり、大きな責任が問われることになる。そのため、いざという時にどう対応すべきか、子どもたちだけでいる場合にはどうしたらよいか、具体的に指導しておくべきかが喫緊の課題であり、本校では『子どもたちの発達段階にあわせた危険予知能力と危険回避能力を高める防災教育』をめざして実践している。
1 本校で実施している避難訓練
 @避難経路確認避難訓練 A地震及び火災対応避難訓練 B不審者対応避難訓練
 CJアラート対応避難訓練 D竜巻対応避難訓練 Eてんでんこ避難訓練
2 「3.11防災学習』
 @平成25年度
 
 
  東日本大震災から3年が経過したこの日、相馬郡新地町朝日館の女将村上美保子さんを招聘し、震災体験講話並びに紙芝居の語り部を実施していただいた。
 この紙芝居は、放射能で苦しんだ過去を持つ広島から、同じように苦しんでいる福島に、元気を届けようと「東北まち物語紙芝居化100本プロジェクト」を立ち上げ、人々の物語や、まちに伝わる物語を紙芝居化し、上演することにより東日本大震災で被災したまちの文化や伝統を広く後世にわかりやすく伝えていこうとするものであるという。
 本実践のきっかけは、校長が参加した「教育旅行誘致セミナ−」で村上美保子さんが地元の方言で語り部を行い、紙芝居がつくられた背景とともに紙芝居を受け取った地元の方々の取組にとても感動した校長が、セミナー修了後、村上さんに直接お願いし実現したものである。
 A平成26年度
  

 4年前の今日、午後2時46分に大きな地震が起きました。地震による津波は、大切な人を奪い、生まれ育ったふるさとの姿を一変させました。
 震災により15,884名の尊い命がなくなり、未だに多くの方が行方不明になっています。会を始める前に、その方たちに黙祷を捧げたいと思います。
 校長先生が「黙祷」といったら、目を閉じ、軽く頭を下げて下さい。
 「黙祷」 「黙祷やめ」 静かに座って下さい。
 震災の日、6年生のみなさんは、2年生でしたね。現在、高校1年生の皆さんは、その時6年生。みなさんと同じように、小学校の卒業式を間近に控えていました。みなさんも4年前を思い出してください。怖かったでしょう、不安だったでしょう、でも、それを思い出すことで、決して忘れてほしくないのです。
 一方、今年は、平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災から20年の時が経過しました。
 震災直後、日本中の誰もが、これからは普通の生活に感謝し、困っている人に手をさしのべられる、そんな日本にしていきたいと思ったはずです。でも、時の経過により、大切なことを忘れてはいませんか。
 次、もし、同じようなことがあったなら、どうすればいいのか、考えてほしいのです。震災復興という苦難を乗り越えるために頑張っている方々のために、今、自分は何ができるかを考えてほしいのです。
 今日は、阪神淡路大震災と東日本大震災を扱った道徳の副読本を校長先生が範読します。その言葉に合わせて、佐敷屋先生がつくってくれた映像をスライドで流します。皆さんは、目はスクリーン、耳は校長先生のお話を聞きながら、大きな災害があったとき自分はどうすればいいのか、今、自分にできることは何か、等を考えて下さい。

さかえ小と圏央道

圏央道を歩きました!(平成26年度)
  
  
  
  
圏央道を上から眺めたり上に登ったりしました!(平成25年度)
  
圏央道工事現場の社会科見学(平成25年度)
  

information

幸手市立さかえ小学校

〒340-0154
埼玉県幸手市栄2番90号
TEL.0480-43-1509
FAX.0480-43-1542
Email sakae-sho1@satte-stm.ed.jp
『さかえ小の校章』
 教師も保護者もみんなで子どもたちが自分だけの見事な花を咲かせることを願い、幸手のシンボル『さくらの花びら』をデザインしました。